日本人のおよそ半数が感染しているピロリ菌。胃潰瘍や十二指腸潰瘍、果ては胃がんの原因となりますが、なかなか自覚症状でみつけることは困難です。
これまでピロリ菌検査をしたことがないのであれば、1日でも早く発見・除菌すべきです。しかしそうは言っても病院に通うのは面倒だし、費用も心配ですよね。
実は病院に行く半額以下で、自宅でピロリ菌検査ができる検査キットがあるのですが、あまり知られていません。
おすすめのキットと使用法、さらに発見された際の治療法まで説明します。
日本人の約半数はピロリ菌に感染しているので早めの発見治療を
ピロリ菌とは、正式名称「ヘリコバクター・ピロリ」といって、胃の中に住み着いている細菌であり、病原菌です。
なんと日本人の約50%が既に感染しており、40歳以上の方の保菌率は70%にも達しています。
その多くは幼少期に、食べ物などを介して経口感染しています。なんとなく胃の調子が良くないのを体質だと思っている方は、実はピロリ菌が原因だったりするのです。
ピロリ菌は様々な病気を引き起こしますが、その中でも胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの直接的な原因となります。
一刻も早く発見して除菌することが大切です。
ピロリ菌に感染しているとなる病気
慢性胃炎
胃の中で胃液を分泌している箇所が萎縮し、胃酸を分泌しない状態になります。
慢性胃炎になると、ずっと胃の調子が悪く、吐き気がしたり胸焼けやみぞおちあたりが傷んだりします。
慢性胃炎の患者の8割がピロリ菌に感染しているというデータがあります。
萎縮性胃炎
慢性胃炎が続くと、胃の粘膜が薄くなっていき萎縮性胃炎になります。こうなると食欲不振や胃もたれの症状も現れてきます。
これを放って置くと、最悪胃がんになってしまいます。
ピロリ菌が原因の胃炎は、除菌をすることによって改善します。
腸上皮化生
更に萎縮が進むと、胃の上皮が小腸と似たものになってきます。またさらに進むと大腸に似てきます。これを腸上皮化生と言います。
こうなってくると当然胃液が分泌されなくなります。その結果として様々な症状が起きてきます。
十二指腸潰瘍・胃潰瘍
胃や十二指腸の炎症が続くと、表面の粘膜だけではなくその奥の組織まで消化されてしまいます。そうなると胃潰瘍や十二指腸潰瘍になってしまいます。
胃潰瘍になっている人を調べると、その8割もの人がピロリ菌に感染していると言われています。ピロリ菌と胃潰瘍・十二指腸潰瘍の相関はかなり高いと言えます。
胃がん
腸上皮化生となっている人は、胃の中の環境が悪化して胃がんになりやすくなっていると言えます。実際、世界保健機構(WHO)はピロリ菌を発がん性のある因子として認定しています。
胃がんの再発を防止するときにピロリ菌を除去すると新しい胃癌が発生しづらくなることも確認されています。
その他、ピロリ菌による病気としては、胃過形成性ポリープ、胃ＭＡＬＴリンパ腫、突発性血小板減少性紫班病、鉄欠乏性貧血などが挙げられます。
ピロリ菌検査キットを購入すれば、自宅でピロリ菌感染の有無をチェックできる
ピロリ菌検査キットは価格と簡単なこと、そして結果の信頼性から大便を少量摂取して薬剤と混ぜる方式がおすすめです。
一番メジャーで安いピロリ菌検査キットは3000円を少し切ったくらいで買えます。
このキットは、日本語説明書がついており、3回分付属しているので家族で分けたり、除菌後の再チェックにも使えます。
ピロリ菌検査キットの口コミと評判
実際に使って使用した人のレビューが一番参考になるでしょう。
「ピロリ菌除菌は、通院でしましたが、通院回数、待ち時間の長さに参りました。除菌後、こちらのホームページで通院しなくても、除菌出来ることを知って、愕然…。もっと早く知りたかった…。 」
「すぐに結果がわかるところがいいです。他社ピロリ菌の検査キットはいくつかありますがこちらはコスト的にもなかなかいいです。」
「今でも病院では胃カメラを飲んで医者の診断を受けてOKが出ないと、ピロリ菌の検査すら出来ません。時間とお金がいくら掛かることやら?それに比べてわずか3千円足らずで手軽に検査が出来てしまうこの商品。本当に素晴らしい。」
「本当に結果が信じられるか半信半疑でしたが、夫婦2人で検査し、片方は陽性、片方は陰性でしたので、間違いないかなと思いました。」
「ピロリ菌検査での胃カメラに対して恐怖しかありませんので、こちらで検査できれば大助かりです。3回分ついているし日本語の説明書がついていたので安心でした。」
「定期健診の胃カメラで、軽度ですが慢性的な胃炎があるためピロリ菌検査を勧められたのですが、病院での検査料が8～9千円と高いため躊躇していたところ偶然この検査キットを見つけ購入しました。使用感は総じて簡単ですが、便を採取するときにスティックに便が乗りにくく若干苦労しました。薬液で濡れていたためかもしれません。検査結果はセーフで一安心でした。残り2/3回分は近日中に使って精度を高めようと思います。」
「病院へ行かなくても、簡単に検査できて重宝しました。友人にも紹介しました。
彼女は、以前に病院で検査し、何度も通いながら、時間と費用を、相当ついやしたとかで、くやしがっていました。」引用元: ピロリ菌検査キットの口コミ・レビュー (オオサカ堂)
この検査キットを最安で入手できるお店
ピロリ菌検査キットはいくつかのネット通販で購入できますが、最安であることとサポートの点で、医療処方薬・サプリメントの個人輸入で最大手の「オオサカ堂」で購入するのがいいのではないでしょうか。
病院でのピロリ菌検査と比べて検査キットの手間や費用は？
病院でピロリ菌感染を調べる場合
病院に行ってピロリ菌に感染しているかどうかだけ調べる場合、保険の適用外となり全額自己負担になってしまいます。
病院でのピロリ菌検査には内視鏡(いわゆる胃カメラ)を使って直接胃の中を調べる方法と使わない方法がありますが、大体9000円から10000円ほどの費用がかかります。
手間と費用でピロリ菌検査に二の足を踏んでしまっている人が多く、結果としてピロリ菌による病気の発症を招いてしまっています。
自宅でピロリ菌検査キットを使う場合
いまでは自宅でできるピロリ菌検査キットが開発されています。大便を少し採取するだけで30分ほどでピロリ菌に感染しているかどうかが判明します。これなら手間もかからず、体に負担をかけることもありません。
値段も安く、一番安い価格帯のキットなら3000円以下で購入することができます。
自宅で検査キットを使う方法と病院での検査の比較表
自分で検査キットを使ってピロリ菌検査を行う方法と、病院での検査を一覧表にして比べてみました。
病院での検査は医療機関ということで正確性は病院の方が高くしておきましたが、実際のところ検査の方法が色々とあり、それぞれ正確性は異なります。検査方法によっては過去のピロリ菌感染を検出してしまうこともあるようです。
手間は検査キットの方は自宅で30分で結果が出るのに対して、病院での検査は予約して、病院まで行き、待合室で待って・・・とかなり手間がかかります。
また費用面でも病院では高額になるのに対して、検査キットは安いもので3000円以下で行なえます。
| 検査キット | 病院 | |
| 正確性 | ○ | ◎ |
| 手間 | ◎30分でおわる | ×病院に通う |
| 費用 | ◎3000円以下 | ×9000円～10000円 |
※比較対象の検査キットはこちら
ピロリ菌検査キットを使った自宅での検査のやり方
ピロリ菌検査キットにはいくつか種類がありますが、3000円以下で検査ができ、正確性も充分なこちらのキットを使用します。
こちらのキットは日本語の説明書が入っている点と、わずか30分で結果が出る点も優れています。
3回分のテストキットが入っているので、自分で治療した場合にピロリ菌除去が本当にできるているかの確認にも使えます。
ステップ1: 大便を採取する
ピロリ菌検査キットは、排泄物・大便からピロリ菌の存在を発見します。トイレットペーパーなどを敷いて大便を受け止め、大便50mgを採取します。
ステップ2: 試験用チューブに刺す
検査キットの試験用チューブに採取した大便50mgを刺します。そしてよく振り1分くらい待ちます。
ステップ3: チューブ内の液体を3滴テストカセットへ垂らす
試験用チューブの液体を、テストカセット(検査紙)に垂らします。
ステップ4: カセットに表示される結果をみる
検査カセットに表示された結果を確認します。
結果の見方は、説明書にも書いてありますが、検査カセットの「C」が陰性、表示が出ない場合と「T」に線が入ったら無効、「C」と「T」両方に線が入ったら、陽性です。
感染が見つかった場合、自分でピロリ菌の除菌はできるのか
検査キットの結果でピロリ菌の感染が発覚した場合、直ちにピロリ菌の除去を行いましょう。
ピロリ菌の除去自体は難しくなく、1種類の腫瘍治療薬と2種類の抗生物質を1週間飲み続けることで除菌できます。飲み忘れると失敗率が低下するので、キッチリ飲むことが大切です。また、喫煙をすると除菌率が下がるので、治療中の喫煙は控えましょう。
使用する医薬品
・ランソプラゾール30mg
・アモキシシリン750mg
・クラリスロマイシン200mgから400mg
この薬を手に入れるためには、病院に行く方法のほかに自分で薬の購入する方法があります。病院で直すためには約8000円ほどかかりますが、薬をネットで購入する場合は半額以下で買えます。
これらの薬をセットにしたものが、検査キットと同じくオオサカ堂で安く購入できます。
※検査キットのみを購入する場合は、治療薬注文のためにこのページをブックマーク(お気に入り登録)しておきましょう。
※検査キットと治療薬のセットを買っておくと割安で、再注文の手間が省けます。
1次治療で成功したかどうかは検査キットの残りを使えば分かります。薬を飲んだ後1ヶ月位空けるとより正確に検査ができます。
ピロリ菌には抗生物質への耐性菌が存在します。その場合、完全除去できていないので＞＞ 2次治療セットを利用しましょう。
そして2次治療で成功したかを確認するために、検査キットには3回分含まれているわけです。
昔はピロリ菌検査、除去というのは面倒でしたが、今では数千円と30分だけで不安を取り除けるようになったので、いい時代になりましたよね。
